年金と税金との関係

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飲食店をやっておりますが、従業員から厚生年金に加入したいとの相談を受けました。

1.ポイント
会社の場合は、労働保険と社会保険は強制加入です。個人の場合は5人以上で加入義務があります。

2.解説
社会保険の加入の仕方についてはここでは論じませんが、社会保険に加入すると会社側の負担が上がることもまた事実です。さて、パート従業員がサラリーマンの妻であった場合に、年間給与が130万円を超えた場合には夫の扶養から外れて、パート従業員自身が社会保険に加入する必要が出てきます。また「労働時間、労働日数が正社員の4分の3以上である場合」には、雇用形態がパートであったとしても会社の社会保険に加入する必要があります。

そして、源泉所得税ですが、年間の収入が給与のみの場合は給与収入が103万円以下である場合には、夫の扶養に入り、配偶者控除を受けることができます(48万円超133万円以下で、かつ夫の所得が1,000万円以下である場合には配偶者特別控除の適用があります[令和2年分以降])。配偶者特別控除は変わることもあるので最新の情報を得るようにしてください。

パート従業員の場合、年末や月末に調整をして、収入が扶養から外れないように収入を調整するケースもあります。130万円を超えて働いてしまったために、社会保険料をパートの収入の中から支払うことになった、夫の配偶者控除が受けられなくなった、そのため家族全体の手取りが大幅なマイナスになんて問題が起きるかもしれません。こうしたことにも目配りができる飲食店を目指しましょう。

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