居抜きで店を買うときの税務上の注意点

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居抜きの物件で、設備一式だったので、資産計上をしたところ、第1期が好調で利益が出ました。

1.ポイント
居抜きの物件の譲渡の場合、造作譲渡一式という形で資産計上する場合もありますが、専門家が見ると、分割すれば費用化できるものもあります。それを費用化することで利益を抑え、税金の支払いを減らすことができるときがあります。

2.対応
仲介業者からは譲渡資産の明細をもらいましょう。そして資産部分と費用部分に分類します。資産部分については法定耐用年数に渡り減価償却をしましょう。

居抜き物件は、昔の借主が退店後、内装の造作、什器備品をそのまま新しい借主が引き継ぐ物件のことです。造作一式という契約ではなく、どのような資産を譲り受けるのか、詳細をもらいましょう。後であれがない、これがないと言ったトラブル発生の時のエビデンスになります。そして資産と費用を分けるための資料にもなります。

また、居抜き物件で注意する点があります。それは内装、設備、厨房等でリース契約を行っているものがあれば、リース会社が契約終了時に持ち帰ってしまいます。そのときに又購入しなければならなくなります。もっとも否が応でもリース会社から請求されますから、わかりますけれども。

居抜き物件は初期費用を大幅に削減でき、開業までの期間を大幅に短縮できる等のメリットがありますが、レイアウトや構造を変更しづらいと言ったデメリットもあることには注意が必要です。

また、設備に不備があれば、修理をしたり、あるいはリプレイスしたりして、最初から廃棄物同様なものを受け取らなければよかったということにもなりかねませんから、相当チェックも必要になります。それに売ったときには問題ないだろうと言われてしまえば何も言い返せませんから。

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